【デックレビュー】Cocktail Collection
お洒落なデックだ~~!
こんにちは、ふれむです。
今回初のTWPCC製デックの紹介となります!
いわゆる台湾製ってやつです。
台湾製は耐久性が比較的高く、多汗な方や多湿な環境でも長持ちしやすいといった利点があります。台湾の気候がそうだからってのもありますが。
そんな初のデックは カクテルコレクション です!
カクテルコレクションはマジシャンのキッドさんとデザイナーのキタローさんが手がけたデックになります。
実はカクテルコレクションは2作目になっており、前作のカクテルデックをバージョンアップしたものになっています。本記事では紹介しませんが、興味ある方は是非調べてみてください。
デックケース
◆前面
◆背面
◆側面・底面
表面はデッカいマークとシルバー箔がお洒落ですね。
赤は「マンハッタンエディション」、青は「マティーニエディション」と、実際のカクテルをモチーフにしたと感じ取れますね。
側面、底面には制作者であるキタローさん、キッドさんの記載があります。
また、ケースの表面にはエンボス模様もあり、高級感がありますね。
◆開封
タックシールはついていないので、開けてすぐ使えます。嬉しい。
台湾製のフィルムは最後まで取れないことが多いので最後のココの部分はハサミとかで切っちゃうといいです。
ちなみに無理矢理引っ張るとフィルムが逝きます。
カードのデザイン
◆バックデザイン
上下にカクテルグラスが描かれており、泡のような表現が非常に綺麗でおしゃれですね。また、あまり派手すぎないのも大人びた雰囲気を感じます。
台湾製は発色が鮮やかに見えるのでそれもあって派手過ぎず地味すぎずといったいい塩梅になってますね。
◆フェイスデザイン
フェイス面はバイシクルと同じ、スタンダードデザインになってます。絵札の若干色味は違いますが。
スペードのAがカスタマイズされてます。控えめですが特別感のあるデザインになっています。好き。
◆エキストラカード
ジョーカー2枚(同デザイン)
広告カードやブランクカードなどはありませんので、取り出してすぐ使えます。
ジョーカーもジョーカーっぽくて好き
カードのスペック
◆値段
値段は1つ1500円。
カスタムデックの中では安いほうだと思います。
こちらはインポッシブルカンパニーで取り扱っています
私は今回マジックマーケットでキッドさんご本人から購入しました!
なのでマジケ価格で1000円で購入することができました!
まあでも安いことには変わりないですね。助かる~
◆エッジ
TWPCC製のデックは裁断が綺麗なのが特徴です。もうね、写真でも伝わっちゃう。
手触りは少しザラつきはありますがUSPCC製ほどではないです。ロット差とかでたまに超ツルツルのもあったりしますね。
◆ファローシャッフル
裁断の向きはフェイス面、つまりトラディショナルカットです。
裁断が綺麗だとファローも楽しいくらい気持ちよく入ります。
フェイス面からの裁断なのでバック面からのファローはやりにくいです。
◆滑り
TWPCC特有のヌルッとした手触りです。
ちょっと抵抗感のある感じです。ヌルッという表現は少し変かもしれませんが本当にそんな感じです。何とも表現が難しい…
バイシクル慣れしてる方は初めびっくりするかもしれませんね。
◆厚み
USPCCのスタンダード品質は 約16ミリといわれています。
カクテルコレクションはTWPCC製でかつ、G300という紙で作られているため、厚みもUSPCC製とは異なります。
ジョーカー入り54枚では15.6ミリ。
ジョーカー抜き52枚で15.0ミリ。
◆硬さ
バイシクルとほぼ同じかほんの少し硬いかなと言った感じです。
◆表面の加工
エンボスの見た目はUSPCC製と似た感じですね。
表面はテカテカした感じになっています。
◆印刷のズレ
印刷のズレはほんの1ミリ2ミリほどです。
印刷ズレが少ないのもTWPCCの特徴の一つです。さすが台湾製。
バイシクルとの比較
バイシクルとの比較をしてみましょう!
◆厚さ
バイシクルより2.5枚分くらい薄いといった感じですね。
うすいのすき。(?)
◆硬さ
バイシクルよりやや柔らかいですが、バイシクルより芯がしっかりしていると感じました。
◆滑り
滑りバイシクルより若干抵抗感を感じます。
まあ、USPCC製が滑りすぎってのもありますが…(笑)
1週間使ってみて
1週間使ってみて実際の使い心地や変化、メリット・デメリットと感じた点をまとめたいと思います。
◆使用に伴う変化
エッジ
見た目的にはほぼわかりません。手触りが少し変わったくらいかな~といった感じ
ファローシャッフル
問題なく入りますが、逆向きからはまだ厳しいですね。
滑り
少し滑りが悪くなってきました。元から抵抗感のある滑りなので分かりにくいですが、問題なく広げれます。あと僕が普通にファン下手かも
硬さ
硬さはあまり変わらないです。というかあんま違いわかんない…
元からこれくらい柔らかいしなぁ…
◆メリット
・1500円とカスタムデックの中では安価
・バイシクルより少し薄め柔らかめ(気持ち)
・スタンダードデザインなため手品に使いやすい
◆デメリット
・バイシクルとは使用感が違う
・購入手段が限られている
・高価なため、扱いや保管に注意が必要
まとめ
◆評価・要点
当記事では7段階評価で評価します。
内 容 | 評 価 | 備 考 |
---|---|---|
デザイン | 実用:ーーー★ーーー:コレクション | お洒落ながらも実用的 |
滑 り | 滑る:ーーーー★ーー:滑らない | 抵抗感のある滑り |
裁 断 | ツルツル:ー★ーーーーー:ザラザラ | ヤベー綺麗。ファローはフェイス面 |
厚 み | 分厚い:ーーーー★ーー:薄い | 2~3枚ほど薄い |
硬 さ | 硬い:ーーー★ーーー:柔らかい | 平均的~やや柔めくらい |
値 段 | 安い:ーーーー★ーー:高い | 1個1500円。高いけど安い(?) |
◆感想
カクテルデック、おしゃれだね。
正直こんなにシンプルだけどこんなに凝ってるデック中々ないですよ、マジで。
キッドさんとキタローさん、手品メチャメチャ上手いのはもちろんなのですが、デックオタクでもあるので、デザインとかすごい悩んだんだろうなぁ...ってのがより伝わってきますね。
キタローさんは昔コレクションの動画を出されていて、当時はこれくらい所持していたそうな...凄すぎて正直ちょっと怖い
ところで冒頭に前作が存在するといいましたが…そのうち紹介します(持ってない)
カクテルコレクションデックは現在インポッシブルカンパニーでのみ取り扱っています。
あとマジックマーケットなどのイベントでご本人が販売する場合もあるのでSNSも要チェックです!
CocktailCollectionの新しいプロモーションビデオです。インポッシブルカンパニーのみでの販売となっています。
— キッド (@thekidonlined) January 17, 2023
撮影者@cardandsons
取り扱い店:インポッシブルカンパニー@impossible2019
RTよろしくお願いします!https://t.co/HkTo7T0yRO…#impossiblecompany #magic#playingcards#flourish pic.twitter.com/3bZNp0ISv1
おまけ
◆デック保管について
さて、唯一自我を出すことが許されるコーナーですが、
梅雨時期、デック、よくダメになりますよね。わかる。
僕なんか特に使ってもないのに湿気のせいで3日くらいでダメになった物もあります。悔しい。
これは我々の使うデックが紙製だからです。
じゃあどうすれば良いのかですが…
正直半分くらいはお祈りです...これはマジ。
なのでせめてのもう半分の対策法を教えます!
と言ってもたくさんあるのですがすぐできる簡単なものをご紹介します。
1、乾燥材を使う
湿気には乾燥剤ですね!
こういうやつを。
こう!
まあ、流石に冗談ですが、近すぎず遠すぎずの場所に1個2個置いておくくらいで十分です。
2、スリーブやカバーを使う
プレイフェアやインポッシブルカンパニーで販売されているこのようなデックスリーブを使用するのも良いでしょう。これなら持ち運びもできますし、だいぶオススメ。
あまり使わないデックや高価なデック等は雑にラップ包んだりジップロックとかでも全然良いです。ギャグに見えるけどマジだぞ。
未開封デックなんかは袋に入れてダンボールに保管とかオススメです。
未開封でも劣化はするので…
3、保管環境に気を付ける
いくら対策をしても環境が最悪じゃ意味が無いです。
加湿器やエアコンをガンガン回してる所での保管は避けましょう。
あと綺麗な手で触ってください。風呂上りとかもやめてください。むやみに人に貸すのもやめてください。それくらい神経質になっても全然いいです。
なぜなら皆さんの大事な仕事道具ですからね。
乾燥のし過ぎもアウトですので、上記の乾燥剤も様子を見てつかってね。
そんな感じですね。押し入れで保管するとか冷蔵庫に入れておくとかオゾン処理イオン処理がどうのこうのとか訳のわかんないものとかたくさんありますが、まあこの3つをやっとけばとりあえずはどうにかなります。
それでもだめだったらその時はドンマイって感じ。ダメなときはダメだから…
あとあれ、デックのフィルムは捨てないでね。それだけでも100倍変わる。
そんなデックの保管に関するお話でした。
それではまた他の記事でお会いしましょう~~