【デックレビュー】Bicycle Rider Back

【デックレビュー】Bicycle Rider Backのメイン画像

☆新企画!デックレビュー!!☆


こんにちは、ふれむです。

 

新企画デックレビュー記念すべき第1回目はバイシクルライダーバックです!

 

現在出回っているライダーバックはたくさんのカラーバリエーションやいろいろなスペックの展開がありますが、今回は一番スタンダードな

東急ハンズやドン・キホーテなどで売ってる物を購入してきました!

 

と、まあ、これを見ている皆さんは当然ご存じだと思いますが、改めて詳しく見ていきましょう!

 


 


デックケース

◆前面

◆背面

◆側面・底面

前面には大きくバイシクルのロゴとでっかいスペード、そしてライダーバックとの記載があります。

 

背面にはバックデザインの模様が書いてあってどんなものなのかがわかりやすいですね!

 

側面にはUSPCC・ケンタッキー製であることが記載されています。

 

上面にはタックシールが貼ってありますね。シールが貼ってあるのは新品未開封品であることを証明する昔のカジノからの名残ですね。

 

そしてこれ!

Let's Play! トランプ

実はこれ!!めちゃめちゃ大事!!!

しっかり代理店が正規品を提供しているということの証でもあるので偽物などが出回っている現代では超重要だったりします!!!!!

 

◆では早速開けていきましょう!

タックシールは紙のシールなので爪とかで簡単に開けることができます。

もちろんナイフなどでもいいのですが怪我しないようにね。

 

1つ気を付けたいのが箱の構造上、少し開けにくいのです。これは引っかかることで下手に開いてしまうのを対策している訳ですね。力あまって箱をつぶしてしまわないようにしてね…

 

フィルムはカードの保護になるので捨てないで残しておきましょう!

 


カードのデザイン

◆バックデザイン

赤というよりは朱色。青というよりは紺に近い色ですね。年代やロット差によって色味は若干変わりますが…

 

真ん中に自転車に乗ってる天使が特徴的なデザインですね。

それ以外も全体的に凝ったデザインがされていて、とてもオシャレかつシンプルなトランプなっています。

 

何も詳しくない一般の人でもこのデザインを見たら「これはトランプ!」というくらいド定番なものですね。

 

◆フェイスデザイン

数字札、絵札、マークと数字のみ、無駄の無いデザインになっています。

スペードのAだけ「Bicycle」と書いてあり、マークもデカくて特徴的になっています。

 

◆エキストラカード

広告カード2枚

白黒ジョーカー・色付きジョーカー1枚ずつ

 


カードのスペック

◆値段

今回、現行版のものをレビューしようと思い、東急ハンズで買ってきました。

 

値段は1つ770円

百貨店だとやはり高いですね

ドン・キホーテやLoftでも同じくらいの値段でした。

最近はローソンでも売っているところを見かけるので、急に必要になった時でも買うことができますね。

 

マジックショップやおもちゃ屋さんによってはまとめ買いで安くなるといったシステムなどがあるのでそちらを利用すると良いかもしれませんね。沢山使うものですから。

 

◆エッジ

かなりザラザラとしていて、開けてすぐ使うとなると、手に引っかかってしまい扱いにくいと感じました。

よくデニムで擦ると良いなんて聞きますけどやった方が良さそうかなと。

 

◆ファローシャッフル

裁断の向きはフェイス面、つまりトラディショナルカットという物です。

ファローシャッフルは問題なく入ります。

てかこの画像のファローうまくね?

 

フェイス面からの裁断なのでバック面からのファローはとてもやりにくいです。

ある程度慣らせば問題ないのですが、無理やりファローシャッフルをするのは避けた方がよいと思います。

 

◆滑り

サラサラとした手触りで難なく滑ります。ファンもこの通り綺麗にね。

中にはむしろ滑りすぎて困るくらいという人も居ますね。

 

◆厚み

USPCCのスタンダード品質は約16ミリといわれています。

今回開封したバイシクルは広告カードを抜いた52枚+ジョーカー2枚の54枚で15.9ミリ。ロット差はありますが大体合ってますね。

 

ジョーカーを抜くと15.2ミリ。

2枚抜くだけでかなり変わるので、手が小さい人は試してみてください

 

◆硬さ

少し硬いなと感じます。

ハリとコシがしっかりしており、充分な硬さと扱いやすさを両立していると言えると思います。

 

よくわかんないと思いますが、1枚だとはがき用紙の3倍くらいは硬いです。

 

こればかりは画像や言葉では本当に伝えにくいのです...

 

あとすみません、僕、握力が弱いんですよ...

 

◆表面の加工

小さい窪みのエンボスが細かく格子状にあるのがわかると思います。

他のメーカーのデックのエンボスはもっと違う見た目をしているのが多く、USPCC特有のエンボスともいえると思います。

 

◆印刷のズレ

USPCCは印刷のズレが問題とずっと言われています。

これは上下入れ替えて比較したものです

 

最近のものは数ミリほどのものが多く、マジックやフラリッシュで使う分にはほぼ支障が出ないレベルだと思います。

 


1週間使ってみて

1週間使ってみて実際の使い心地や変化、メリット・デメリットと感じた点をまとめたいと思います。

といっても手遊びくらいでガッツリ使い込んだわけでは無いので参考程度に…

 

◆使用に伴う変化

エッジ

開封したのが冬で乾燥の時期というのもあるのですが、カードの反りや曲げた跡が残りやすいと感じました。

ただそこまで影響してはいませんし、全然気にならない程度でした。

普通に使ってればこれくらいなるよね」くらいの感じ。

 

ファローシャッフル

無理矢理じゃないと入らなかったバック面からのファローが入るようになりました。使用期間中は無理矢理ファローしたとかはないのですが、おそらく角が丸くなってきたのだと思います。

しかしまだ少し引っかかりを感じますね。

 

滑り

少し広げにくくなってきたかなと、感じます。

でもほぼ綺麗に広がりますし、マジックやフラリッシュの演技には全く支障が出ないレベルだと思います。

 

ちなみに全く滑らない時はパケットがブロック状になります。

 

硬さ

結構柔らかくなってきました。

手が慣れてきた。というのもあるのですが、プレッシャー系も難なくできるようになりました。

 

先ほどもお伝えした通り非常に伝わりにくいのですが、新品の半分くらいは柔らかくなりました。

 

 

◆メリット

・定番デックなのでとりあえず買っとけば間違いない

・様々なマジックグッズがバイシクルを元に作られているので合わせやすい

・様々なところで手に入れやすい

◆デメリット

・開けたては少し扱いにくい

・1個770円と高騰してきている

・定番だがありきたりすぎてしまう

 


まとめ

◆評価・要点

当記事では7段階評価で評価します。

内 容 評 価 備 考
デザイン 実用:★ーーーーーー:コレクション 超定番で使いやすいデザイン
滑 り 滑る:ー★ーーーーー:滑らない 滑りすぎると感じるかも
裁 断 ツルツル:ーーーー★ーー:ザラザラ 引っかかりを感じる。ファローはフェイス面
厚 み 分厚い:ーーー★ーーー:薄い 平均的な厚みで丁度いい
硬 さ 硬い:ーー★ーーーー:柔らかい やや硬めだが、これくらいがちょうどいいかも
値 段 安い:ーーーー★ーー:高い 1個770円。高くなったね...

◆感想

とりあえずこれを買えば間違いのない程のド定番デックですが、普段使いする人にとっては1個770円はつらいですね。

 

例としてマツイゲーミングマシンさんでは1ダースで1個あたり約500円、1グロスで1個あたり約300円ほどで買えるまとめ買いというのもあります。また、たまにセールなどもしているマジックショップもあるので色々調べてみてはいかがでしょうか?

 

[マツイゲーミングマシン:バイスクルライダーバック/1グロス(144デッキ)]

[マツイゲーミングマシン:バイスクルライダーバック/1ダース(12デッキ)]

↑リンクから商品ページに飛べます。

 

今後のデックレビューはこのバイシクルを基準としたレビューを行いますので、ご理解よろしくお願いします!

 


おまけ

◆USPCC製デック製造年代判別方法

おまけコーナーもとい、俺的実質本編コーナーです。よろしくお願いします。

 

USPCC製デックには大きくケンタッキー製(KY製)とオハイオ製(OH製)と2種類あります。

どちらも基本的には"スペードのA"を見れば大体の製造年がわかるのですが、OH製はそれ以外にも少し複雑な見分け方があるのでまたの機会...

 

今回はKY製デックの年代の見分け方をご紹介します!

 

 

 

スペードのAの…

ここ!!!!

この”0423”ってやつです。ハイフンから後ろは無視していいです。

これ2023年の第04週目に製造したということです。つまり1月の終わり頃に作られたものだとわかります。

 

外箱の底面にも年数が記載されてはいるのですが、中身とは大体ずれているので信用しない方がいいです。(多分箱だけ事前にめっちゃ作っているんだろうなぁ...)

 

箱にはオハイオと書いているのに全然KY製なんてザラにあるくらい信用にならないので気を付けた方がいいですマジで。

 

これだけです!これだけでUSPCCのKY製デックは年代判別できます!おめでとう!

 

 

他にもタリホーやビー、ホイル、アビエーターなどの他ブランドのデックもUSPCCであれば大体のものはコードが書いてあります。

 

ただOEM(他社ブランド)や個人が発注したものには製造年数が書いていないことが大半なので各公式サイトなどで調べる必要があったり、外箱もカスタマイズしているデックはそれこそ外箱の底面に記載してある年代が頼りになったりします。

 

 

 

 

 

それではまた他の記事でお会いしましょう~~

 

 
この記事を書いた人
FUREMU

ふれむ

ライター、デックコレクター

2001年、千葉県出身。実はマジシャンではないためマジックに関する知識はあまりないが、デックに関する知識であればマジシャンにも負けない。 好きなデックはODYSSEYシリーズ。ちなみに千葉県民だがディズニーには行ったことがない。


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